気象災害から命を守るために気象警報が生まれ変わります。
気象庁では、平成29年出水期から、気象警報に関する4つの改善を予定しています。
- 命に危険を及ぼすような大雨等が予想される時、早めに心構えを高めていただけるよう、5日先までの大雨等の警報発表の可能性を[高][中]の2段階で提供します。
- 警報・注意報の発表時に、いつ危険度が高まるのかを確認できるよう、最大24時間先までの危険度の予想を色分け表示して提供します。
- これまで大雨・洪水警報等の発表基準に用いてきた雨量に代えて、災害発生との結びつきが強い「指数」(土壌雨量指数、表面雨量指数、流域雨量指数)を用います。これにより、地域の災害特性を一層考慮した、より的確な警報注意報を提供します。
- 大雨・洪水警報が発表されたときに、どこで実際に危険度が高まっているのかを地図上に色分け表示します。
例えば、「洪水警報の危険度分布」では、中小河川の急激な増水による危険度の高まりも実際に水位が上昇するより前の早い段階から確認できるようになります。
これらの改善した情報について、1と2は5月17日から気象庁ホームページでご覧いただけるようになっており、3と4は7月中に気象庁ホームページでご覧いただけるようになります。
警報・注意報等が発表された時には、いつ・どこで災害発生の危険度が高まると予想されているのかをご確認いただき、早めの安全確保行動を心がけてください。
この記事に関するお問い合わせ先
静岡地方気象台
電話番号:054-286-3521
更新日:2024年12月02日