第1回(令和5年4月号)

更新日:2024年12月02日

東伊豆町の未来を考える~岩井町長の生き残り戦略考~

生き残り戦略の鉄則とは

令和4年3月に第 10 代東伊豆町の町長に着任するや否やすぐに取りかかっ たのは「東伊豆町版骨太方針」の策定でした。これは今、東伊豆町が抱える様々な課題解決のために創り上げた「処方箋(しょほうせん)」で、これまでの経験と知識をもとに作成させていただきました。

骨太方針の大きな柱は「安全・安心 の確保」、「郷土愛・東伊豆愛の醸成」、 「稼ぐチカラの復活」、「時代変化への順応」、「行政改革の推進」の5本柱です。

今、私たちの生活を取り巻く環境は急激に変化しています。地球温暖化により頻発化・激甚化する豪雨災害、迫りくる「南海トラフ地震」や「首都直下地震」などの大地震、世界中に広がった新型コロナウイルス感染症そして、何と言っても日本がこれまで経験した生き残り戦略の鉄則とは東伊豆町の未来を考える〜岩井町長の生き残り戦略ことのない極めて急激な人口減少は私たちの日々の生活に様々な課題を突き付けています。

このような厳しい環境下で私たちは東伊豆町という故郷を次の世代にしっ かりと繋いでいかなければなりません。その為の戦略は何か・・・少し探ってみたいと思います。

自然界でよく言われる「生物が生き残る為のルール」・・・代表的なものが「弱肉強食」という考え方です。アフリカのサバンナではライオンが多くの草食動物を狩りで捕え捕食します。まさに「弱肉強食」の世界です。

でも本当にこの「弱肉強食」が生き物の生き残り戦略のルールなのか・・・私はそうは思いません。自然界はもとより私たちの生活において、もっと違うルールがあると考えています。

1800年代に活躍したイギリスの自然科学者で「進化論」を提唱した「チャールズ・ダーウィン」は、生物が生き残るための大切なルールを「進化の過程において強い者、大きい者が生き残るのではない。変化に対応した者が生き残るのだ・・・」と述べ、変化に対応して自らも変わることの重要性を指摘しました。まさに急激な変化に溢れた現代においてもこの考え方は通用し、周りの変化に応じて自らが変わることにより東伊豆町のように小さな町であっても生き残ることができると考えています。

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