第11回(令和6年2月号)
東伊豆町の未来を考える~東伊豆町版骨太の方針(郷土愛・ 東伊豆愛の醸成)を紐解く3~
観光地東伊豆町のブランディング戦略
日本全国の中でインバウンド消費の獲得競争が激化するのは目に見えています。海外の皆さんからまずは日本が選ばれなくてはいけません。そして日本の中で静岡県が選ばれ、静岡県の中でも伊豆半島・・・そして東伊豆町が選ばれなければなりません。
東伊豆町が海外の皆さんから選ばれるための方策は何か・・・当然、風光明媚なエリアの数々、これまでこの地のホテル・旅館の皆さんが築き上げた「食」や「サービス・ホスピタリティ」の質の高さ・・・これらはわが町の宝であり、引き続き守っていかなければなりません。加えて、東伊豆町に多くのインバウンドを呼び込むためには、新しい「東伊豆町のブランディング戦略」が必要だと考えています。
コロナ禍にあって世界中で観光が中止される事態が発生し、皮肉にも人々が、観光が与える正負の影響を実感する機会となり、世界の旅行者は自らが旅を通じて地域社会の文化や経済、環境に与える影響に敏感になり、旅行先や移動手段等について、より「サステナブルな選択」をしたいと考えるようになりました。
「サステナブルな選択」といえば、「サステナブルツーリズム」という言葉をご存じでしょうか。これは、地域の自然環境や文化、伝統などを守りながら、地域資源を持続的に保つことができるような旅行や観光業の取り組みの総称で「環境」「文化」「経済」の3つの保護と発展を軸として考えるこれからの観光形態と言えます。
「サステナブルツーリズム」のコンセプトは東伊豆町でも活かせます。例えば「細野高原の保全と活用」です。東伊豆町の宝の一つでもある細野高原を保全するためには、適切な維持管理を行わなければなりません。そのための費用を補うためにも細野高原の利活用を考えなければなりません。細野高原の成り立ちを踏まえ、これまで細野高原を守ってきた先人の思いも継承しつつ、細野高原の環境の「保全」と「利活用」並存させていく・・・この考え方が必要です。
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更新日:2024年12月02日