第13回(令和6年4月号)

更新日:2024年12月02日

東伊豆町の未来を考える~東伊豆町版骨太の方針(時代変化への順応)を紐解く~

自らが変わることの必要性

以前のコラム(「東伊豆町の未来を考える」~自らを変える為の二つのコンセプト~)で「人口減少を緩やかにするための施策」と「人口減少しても耐えうるまちづくりを進める施策」について触れました。

人口減少が急激に進む東伊豆町でまずできることは「人口減少を緩やかにすること」・・・そのために、まずは「子どもに優しいまちづくり」のスタートとして「ベビーファースト宣言」をさせていただき、加えて「女性が活躍し輝くまちづくり」を進めていきたいと考えています。

また、人口が減る速度を少しでも緩やかにするために関係人口の創出を図ることが大切で、二地域居住やテレワーク、ワーケーションの推進を現在進めているところです。

一方、これだけでは急速な減少社会の中で東伊豆町が生き残ることは難しく、「人口減少しても耐えうるまちづくり」を進めることが必要です。

まず考えられるのは、人口が減少する状況に合わせ、町の規模も小さくする・・・「コンパクトシティ」の施策です。これは、単純に町が小さくなるというよりは、商業地や行政サービスといった、生活上必要な機能を一定範囲に集め、住民にとって効率的で使い勝手の良い生活・行政を目指すということで、これからの「まちづくりの基本」となる考え方です。

東伊豆町のように南北に長く、地形的に区分されている地域においては、それぞれのエリアにおいてコンパクト化を進めるのと同時に、それらのエリアをそれぞれネットワークで結ぶことが重要で、東伊豆町の場合、電車やバスなど南北に走る公共交通がその役割を担うと考えています。観光客の移動手段だけではなく、東伊豆町民もそれらのインフラを活用することで持続的な移動手段が確保できると考えています。

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