第16回(令和6年7月号)

更新日:2024年12月02日

東伊豆町の未来を考える

東伊豆町が東京に勝るもの

東伊豆町が東京に勝るモノが果たしてあるのか…。そんなことを考える今日この頃。確かに東伊豆町には海に山に自然環境に恵まれて素晴らしい風景もあり、最近では移住や定住を希望し二地域居住などを通じて、働きながら地方での生活を楽しむ「ワーケーション」などで当町を訪れる方が増えてきた。

他に東京に勝てるものはあるのか…。東伊豆町のような地方では車は必需品で一人に一台の車を持っている家庭も多いかもしれない。東京では、車は有っても一家に一台が普通。場合によれば一台も車を持っていない家庭もあるかもしれない。人口あたりの車の台数が多いのが地方の強み!?だと気づく。

一方で地方は今、人口減少の嵐にさらされている。ご多分に漏れず、先日、東伊豆町も見事に「消滅可能性自治体」に分類されてしまった。人口減少に伴って電車だって、バスだって、タクシーだって町が行っている高齢者への移動支援サービスだってドライバー不足で厳しい状況に陥っている。公共交通の存続の危機である。

先ほどの東伊豆町が東京に勝てるモノ…。町民の車の保有台数率…地方になればなるほど人口減少が進む半面、一世帯あたりの車の保有台数は増加する。ここに地方の公共交通の絶滅の危機を乗り越えるヒントが隠されている。

そう!車を持っている町民の一人ひとりがドライバーになれば良いのだ!今年の2月にスタートさせた「ノッカルひがしいず」はこれを実現する方法で、自分が車に乗る際に「ついでに、誰かを乗せていく」サービスである。

まだまだ使い勝手が悪い「ノッカルひがしいず」。予約の方法、対象とするエリアなど、これからどんどんシステムを変えて使いやすくするつもりである。

このチャレンジの成功のために大切なことが一つある。「お互い様!」「ついでに乗っていきます?」のマインドだ。それには町民の皆さんの協力が必要だ。それさえあれば、必ず東伊豆町の明るい未来の姿が見えてくる。

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