第20回(令和6年11月号)
東伊豆町の未来を考える
都会って本当に幸せになれる!?〈その1〉
令和4年の4月より成人年齢が18歳に引き下げられ、これまで20歳を祝う「成人式」の名称が「二十祭(にじっさい)」に変わりました。
そんなことを背景に、先日の東伊豆町議会で「二十祭」に加え「三十祭」を行ったらどうかという質問を受けました。地元から都会へ出た方の中には、地元の良さに気づき故郷に帰りたいと考えている方が一定数いらっしゃいます。そんな方々が地元に帰りたいと思ってもひとたび都会にマンションを買ったり、子どもが小学校へ通いだしたりすると帰ってくるのが難しくなる…。そこで30歳を迎える方が都会に家を買ったり子どもが小学校に通ったりする前のタイミングで同窓会を開催し、「地元っていいな」と改めて感じていただき、故郷へ帰ってくるきっかけをつくるという内容でした。
さて、私自身、東京に長く暮らした後に今は東伊豆町に住んでいます。今も仕事で頻繁に東京に行くことがありますが、(個人的な趣味趣向があるにせよ)東京に住みたいとはあまり感じないのはなぜでしょうか。(確かに東京は便利で何でもありますが…。)
東伊豆町の魅力…例えば海に山に自然豊かな環境と美味しい食事、そして地元の方の人柄…何といっても東伊豆町の素晴らしい景観に心を奪われた人は多いのではないでしょうか。
ここで東京の現実の姿について、自分なりに考察してみたいと思います。
令和6年度の東京都の最低賃金は1,163円で静岡県の1,034円、全国平均の1,055円と比べても高く、仕事の数に比例し賃金も高い東京に豊かさを求めて人が集まっていることがわかります。
でも…これだけで本当に東京が豊かなのか?本当の「豊かさ」について国土交通省による「企業等の東京一極集中に関する懇談会」にて報告されたデータを参考に考察を深めてみたいと思います。
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更新日:2024年12月02日