第35回(令和8年2月号)

更新日:2026年02月17日

~人口が少しくらい減っても「へっちゃら」な町へ~(その2)

町民の皆さんが今より“2倍”動ける、町中を動きたくなる移動し易い仕組みが整えば、人口が減っても地域の活動量は維持できる。むしろ、より活発な町になる可能性だってある…この想いのもと、東伊豆町では公共交通サービスの整備と進化を進めています。鍵となるのは、3つの柱です。

1伊豆急行のフル活用、2ライドシェア(※1)(ノッカル東伊豆)の拡大、3グリーンスローモビリティ(※2)の導入。

まず伊豆急行。町内に5つもの駅があり、しかもそれぞれの地域を海沿いにつないでくれる、全国的にもまれな鉄道資源です。これを使わない手はありません。

次にライドシェア。既に片瀬・白田、奈良本、稲取の3地区で運行が始まり、利用者も順調に増えています。今年は大川、北川を含む全町への拡大を予定しています。

さらに、今年の年明けには稲取駅を出発し、稲取地区内を約1時間で巡るグリーンスローモビリティの実証実験も始まりました。住民の足として、観光客の移動手段として、町に新たな可能性をもたらしてくれるはずです。

また、今後予定されている学校統合にあわせ、通学に伊豆急行を活用する構想も温めています。場所はまだ決まっていませんが、どの地域からでも安心して鉄道で通える仕組みができれば、子どもたちの負担は減り、保護者の安心にもつながります。さらに通学定期代金を町で負担することができれば、すべての子どもたちが通学だけでなく放課後や休日にも電車を気軽に利用でき、町内をもっと自由に楽しめるようになるでしょう。

そして、駅から先はライドシェアやグリーンスローモビリティを組み合わせれば、町のほとんどの場所にアクセスできます。交通手段同士が連携すれば、町全体を自由にめぐる?夢のような移動環境?が実現します。

奈良本の図書館、稲取に4月オープンの「よりみち135」など、子どもが行きたい場所へ自分の力で移動できるようになれば、町に新たなにぎわいが生まれます。そしてこの仕組みは子どもだけのものではありません。大人も自由に動きたくなる町にしたい。例えば、公共交通のサブスク(※3)…一定額を支払えば乗り放題の制度ができれば、一気に移動が身近になり、町全体がもっと活発になるはずです。

ここまでお話ししてきたのは、私が思い描く町の未来の姿です。これから町民の皆さまと意見を交わしながら、より良い形へと育てていきたいと考えています。

東伊豆町全域を、誰もが移動しやすいと感じられる町…人口が少し減っても、「へっちゃらな」町へ。そんな未来を、皆さんと一緒につくっていければ幸いです。

 

(※1)ライドシェアとは「ライド(乗る)+シェア(分け合う)」という言葉のとおり、町民同士で車を出し合い、必要な人が運賃を払って乗せてもらう仕組みです。タクシーが少ないときでも、町民の車を?代わりの足?として使える、助け合いの移動サービスです。

(※2)グリーンスローモビリティとは、電気で走る、ゆっくり・静か・環境にやさしい小型の乗り物です。「歩くには遠いけど、車を使うほどでもない距離」を支える、人とまちにやさしい移動手段です。

(※3)サブスクリプション(サブスク)とは、月額や年額などの定額料金を支払うことで、契約期間中、対象のコンテンツやサービスを制限なく利用できる仕組みです。

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電話番号:0557-95-6302
所在地: 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取3354
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